イーロン・マスク氏が10月27日(現地時間)、米Twitterの経営幹部の少なくとも4人を解雇したと、米New York Timesが同日夜、この件に詳しい2人の情報筋の話として報じた。
マスク氏によるTwitterの買収が完了したかどうかはまだ正式に発表されていないが、マスク氏は28日までに完了させるとしている。
解雇されたのは、パラグ・アグラワルCEO、ネッド・シーガルCFO(最高財務責任者)、ビジャヤ・ガッデCLO(最高法務責任者)、法務顧問のショーン・エジェット氏という。4人のうちの少なくとも1人は警備員によって退去させられたという。
米The Vergeによると、アグラワル氏はこの数日出社していないと複数のTwitter従業員が語っている。
マスク氏は26日にTwitterの本社オフィス入りする動画をツイートし、同社幹部と買収に関する最終的な打ち合わせを続けているとみられる。マスク氏の伝記を執筆中のウォルター・アイザックソン氏は同日、マスク氏がTwitter本社内のカフェで従業員と話しているという画像をツイートした。
同氏はこの買収を支援する出資者に対し、Twitterを非公開にし、コンテンツモデレーションルールを緩和し、アルゴリズムをより透明にし、サブスクリプションビジネスを拡大し、従業員を解雇することでTwitterを改革すると説明した。
マスク氏は同日、広告主に対しTwitterは「世界で最も尊敬される広告プラットフォームになることを目指している」という書簡をツイートしている。
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