ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >

イーロン・マスク氏、Twitterの買収を完了 約6.4兆円で 米紙報道

» 2022年10月28日 11時30分 公開
[山川晶之ITmedia]

 イーロン・マスク氏がTwitterの買収を完了したと、ロイターやブルームバーグなど複数の米媒体が報じている。報道では、買収額は440億ドル(約6.4兆円)で、4月の買収発表時に提示した1株あたり54.20ドルで買い取ったとされている。

 マスク氏は、一度Twitterの買収を発表したものの、ユーザーのbot比率などを巡り交渉は難航。Twitter側から提訴される事態となっていた。報道では、10月4日に当初の条件で買収計画を進めることにマスク氏が合意し、訴訟を担当していた裁判所の判事が取引が28日までに完了するよう裁判の停止を決定したとしている。

 買収にともない経営陣も刷新。報道では、パラグ・アグラワルCEOなどの現Twitter経営陣は退任するという。マスク氏のTwitterアカウントのプロフィールは「Chief Twit」という肩書きに変更されている。

 マスク氏によるTwitter買収により、Twitterは上場廃止となる。国内の証券各社も対応に追われており、楽天証券は10月27日午前11時55分にTwitter株の買い注文、信用取引の新規取引、現引・現渡注文の受け付けを停止している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.