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パナソニック、LED照明など約3万6000種を値上げ 個人向け商品は含まず

» 2022年11月02日 17時59分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは11月1日、住宅会社や工務店向けなど法人ルートで販売しているLED照明やパッケージエアコンなど約3万6000種を2023年1月から順次値上げすると発表した。「パルック」ブランドなどの個人向け商品は含まない。

住宅用シーリングライトやLED電球の価格改定

 値上げは23年1月と4月に分けて実施する。エナジーシステム事業部が扱う配管機材などは1月1日納入分から、エレクトリックワークス社の住宅用シーリングライトやLED電球、エナジーシステム事業部のマンションHAやビルシステム、エコシステムズ社の換気送風機器、空質空調社のオフィス用エアコンなどは4月1日納入分から新価格を適用する。

 値上げ幅は10〜20%が中心だが、鋼製電線管など一部35%に上るものもある。パナソニックは「外部環境悪化が続く中、生産コストの削減を継続的に取り組んできたが、内部の合理化努力のみでは安定的な商品供給を維持することが困難な状況となった」と説明している。

 世界的な半導体不足と原料や燃料価格の上昇、急速な円安などの影響で各社が相次いで値上げを発表している。パナソニックは8月にも白物家電やオーディオ機器など計74機種を値上げしている。

パッケージエアコンの価格改定

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