マンガの読み方、6割超が「無料で電子版」 若い人ほど本屋で

[季原ゆう，ITmedia]

　LINEが運営する「LINEリサーチ」は、「マンガを読む頻度や読む方法」について調査を実施した。その結果、「マンガを週1日以上読む」人は30代以下で5割超、マンガを読むときは「電子版を無料で読む」人が全体で6割を超えることが分かった。

マンガを読む頻度や読む方法を調査（画像はイメージ）

普段マンガをどのくらい読んでいるか（出所：プレスリリース、以下同）

　普段どのくらいマンガを読んでいるかを聞いてみると、全体で「マンガはまったく読まない」と回答した人は26％、週1日以上読む人の割合は45％となった。

　年代別に見てみると、「ほぼ毎日読む」と回答した人は10〜30代で3割を超えた。また、「週1日以上読む」人の割合も高く、10〜30代ではいずれも5割超となった。

　一方、年代が上がるにつれて「マンガはまったく読まない」と解答する人の割合が高くなる傾向がみられた。特に50代では34％、60代になると44％となった。

　男女別では、男性は「ほぼ毎日読む」と「マンガはまったく読まない」人の割合が2割を超えた。女性では「マンガはまったく読まない」と回答した人が最も多く、3割弱となった。また、「週1日以上読む」人の割合は、30代以上では女性よりも男性の方が高い結果となった。

マンガを読むとき、どのようにして読んでいるか

　ふだんマンガを読んでいる人に、どのようにしてマンガを読んでいるか聞いてみると、全体では「電子版を無料で読む」が最も多く6割超となった。次いで、「本屋などのお店で紙の本を買う」が続いた。

　年代別では、すべての年代で「電子版を無料で読む」が1位となり、男性よりも女性の割合が高くなった。20代では「電子版を無料で読む」の割合が他の年代よりも高い傾向がみられた。

　10代では「本屋などのお店で紙の本を買う」が6割弱となり、10代女性での割合が最も高くなった。また、10代では「家族・友だちから紙の本を借りる」人の割合もほかの年代と比べ高くなった。

若い人ほど、本屋でマンガを買う

　「本屋などのお店で紙の本を買う」と回答した人の割合は、若い年代ほど高い傾向がみられた。30代では「電子版を買う・有料でダウンロード」の割合が高く、3位にランクインした。また、60代では「家族・友だちから紙の本を借りる」人の割合が10代に続いて高く、特に60代女性で割合が高くなっていた。

　調査は10月14〜17日に、日本全国の15〜64歳の男女でLINEユーザーを対象に実施した。有効回収数は5254件。