この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「[速報]AWS上で開発環境一式、フレームワーク、初期コード、IDE、ビルド環境、CI/CDなど提供する「Amazon CodeCatalyst」発表。AWS re:Invent 2022」(2022年12月2日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
米Amazon Web Services(AWS)は米ラスベガスで開催中の年次イベント「AWS re:Invent 2022」で、AWS上で開発チームのための環境一式を提供する「Amazon CodeCatalyst」を発表しました。
米Amazon.comVP兼CTOのWerner Vogels博士。
開発周りの環境整備がどんどん重くなっており、これが開発のスピードを落としていると指摘。
「このトイルをどうやって取り除くか」とVogels博士。Amazon CodeCatalystを発表しました。
Amazon CodeCatalystは、クラウド上にチーム開発のために必要な環境一式を迅速に構築、提供するサービスです。
初期設定として、「ブループリント」と呼ばれるソースコードのリポジトリ、開発対象のフレームワークやライブラリ、初期コードやテンプレートなどがチームのために用意され、Web IDEとしてデフォルトで「Cloud9」が利用可能。
現時点で標準として用意されているフレームワークはAngular、React、Vue。IDEはCloud9の代わりに、Visual Studio Code、IntelliJ、Goland、PyCharmも利用可能。
クラウド上でビルド、テスト、デプロイを行うCI/CDパイプラインも簡単に定義できます。
チームでのタスクやイシュー、進捗などの管理とダッシュボードも用意。
これら一連の機能はCodeCatalystによってデフォルトで提供されますが、既存のサービス、JiraやSlack、GitHubなどと組み合わせて利用することも可能。
Amazon CodeCatalystはフリーティアも用意されており、1カ月あたり2000分間のビルド、60時間の開発環境、10GBのソースコードストレージ、64GB文の開発環境用ストレージなどが無料で利用可能です。
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