ITmedia NEWS > 社会とIT >

経産省、Web3実証実験でメタバース内イベント実施 NFT所持が入場権に

» 2022年12月05日 14時30分 公開
[ITmedia]

 経済産業省は12月5日、メタバースとNFTに関する実証実験の第1弾として、メタバース上でイベントを実施すると発表した。参加者が持つ対象NFTが、イベントやメタバースへの入場券代わりとなる仕組み。複数のメタバースプラットフォームをまたいだNFTの活用について、課題の洗い出しを行う。

photo 入場券になるNFTと参加証明NFT

 実証実験用にメタバース空間と専用のイベントスペースを構築。参加者はNFTクリエイターのmekezzoさんが作ったNFTを所持することでイベントに参加できる。スペースの制作などはmonoAI technology(神戸市)、BeyondConcept(東京都港区)、Synamon(東京都品川区)が担当する。

 イベントは12日に開催、参加者上限は30人。内容はメタバース空間でクリエイターらがメタバースの未来についてのディスカッションを予定している。

 イベントの実施を通して、複数プラットフォーム間の連携やデータ規格などの課題を洗い出すとともに、NFTを入場券とするイベントの在り方について検討する。

 経済産業省は実証実験を通して「メタバースやWeb3領域におけるクリエイターエコノミーの発展に向けた施策の検討を進める」としている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.