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“Microsoft版Discord”、「Teamsのコミュニティ」正式提供開始

» 2022年12月08日 11時07分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは12月7日(現地時間)、コミュニケーションツール「Microsoft Teams」に「コミュニティ」機能を追加したと発表した。一般ユーザーはMicrosoftアカウントでTeamsアプリにログインすることで、趣味や仕事のコミュニティを作り、他のユーザーを招待して交流できる。無料で利用できる。

 community 1 Teamsのコミュニティ

 DiscordやFacebookのグループなどに近いソーシャルサービスと言える。

 Microsoftは2021年3月、Discordの買収を検討していると報じられたが、実現しなかった。2020年にはTikTok買収も検討したが断念している。

 Teamsに備わっているグループチャット、通話、ファイルや画像の共有などの機能が使え、共有カレンダーでイベントを調整することもできる。

 PTAの連絡網や相乗りグループの予定調整などでの利用を想定しているようだ。コミュニティ作成画面には「スポーツ」「青年組織」「ビジネス」「ボランティア」「近隣」などのテンプレートが並んでいるが、最初から作成することもできる。

 community 2 コミュニティ作成画面

 立ち上げ段階では無料のコンシューマ向けTeamsのモバイルアプリでのみ利用可能。デスクトップ版も数週間以内にサポートされる予定だ。

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