米Twitter傘下のニュースレター配信Revueは12月14日(現地時間)、サービスを2023年1月18日に終了すると発表した。全データが削除されるが、ユーザーは過去のデータをダウンロードできる。
Twitterはジャック・ドーシー前CEO時代の2021年1月にRevueを買収した。文字数が280文字に制限されるTwitterと接続することで、クリエイターがフォロワーに有償でより長いコンテンツを提供できるよう支援する狙いだった。
ドーシー氏はこの発表の前日、Revueでの初投稿でイーロン・マスクCEOが展開するTwitter幹部によるツイート削除やアカウント凍結について“暴露”する取り組み#Twitter Filesを批判した。この投稿も削除されることになる。
Revue創業者で現在はTwitterの上級製品責任者を務めるマーティン・デ・カイパー氏はサービス終了についての理由は特に説明しておらず、「苦渋の決断だった」とのみ語った。
Twitterは8日には「モーメント」機能を削除した。理由は「他の機能の改善に注力している」ためとしている。
イーロン・マスクCEOは11日、Twitterの文字数上限を4000字に増やす可能性を認めた(同氏のツイートは決定ではない)。有料の長文投稿機能はRevue以外の方法を計画しているのかもしれない。
ドーシー氏はこの発表を受け、「やれやれ……私のニュースレターライターとしてのキャリアは17時間で終わるのか。同じものをPastebinに投稿したよ」とツイートした。
米Pastebinは2002年創業の非公開企業で、テキストを一定期間保存・公開できるWebサービスを提供している。主にプログラマーがコードを保存するために使われている。
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