Apple、Google、Mozillaは12月15日(現地時間)、Webブラウザ向けベンチマーク「Speedometer」の次期バージョンを共同開発中と発表した。Speedometerはこれまで、AppleのWebKitチームが開発してきた。
各社が公式Twitterアカウントでツイートした。
AppleのWebKitチームは「協力することでベンチマークをさらに改善し、ユーザーのブラウザ性能を改善できる」とツイートした。Mozillaは、複数のWeb企業が協力して開発するベンチマークは何が重要かについての共通の理解を提供するのに役立つとツイートした。
これにより、AppleのSafari、GoogleのChrome、MozillaのFirefoxを同じ条件で比較できることになる。
Googleのツイートによると、各社が自社のブラウザを有利にしようとすることを防ぐためのルールを設定したという。ベンチマークに大きな変更を加えるには、「参加ブラウザプロジェクトの少なくとも2つ」の承認が必要で、1つでも強い反対がある場合は変更を実装できない。
SpeedometerのGitHubには、「Speedometer 3」はまだ開発中で不安定であり、一般ユーザーは最新安定バージョンである「Speedometer 2.1」を使うよう勧めている。Googleは「今後数か月以内に共有できる情報が増える予定」とツイートした。
この3社は、多様なプラットフォームでより一貫したWebデザインを提供するための取り組み「Interop 2022」にも取り組んでいる。これには参加しているMicrosoftは、Speedometer 3には参加していない(Microsoftのブラウザ「Edge」はChromiumベースだ)。
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