米Twitter社がTwitter上で他のSNSへのリンクを禁止する方針を示した件を巡り、規制を受けたSNS「Mastodon」の開発チームは12月20日(日本時間)、「Twitterが不公平な制限を課せることがはっきりした」とする声明文を出した。併せて、Mastodonの月間ユーザー数について、10月が約30万人だったのに対し、11月には250万人に急増していることも明らかにした。
Mastodon開発チームは、Twitter社がジャーナリストやMastodon公式Twitterアカウントを凍結したり、SNSへのリンクを禁止したりした件について「中央集権的なTwitterが、SNS上の人間関係を人質にとって、(ユーザーに)不公平な制限を課せるとはっきり思い知らされた」とコメントした。
Mastodonは無料のオープンソースソフトウェアを使えば誰でも専用サーバを構築できる「分散型ソーシャルネットワーク」を掲げるSNS。開発チームは声明内でMastodonとTwitterを比較し「Mastodonなら誰でも完全に自分のインフラで、自分のコントロール下で、プラットフォームを運営できる」とアピールした。
「報道の自由は民主主義を機能させるために絶対不可欠。マストドンが世界中のニュースルームで有名になり、成長するのを楽しみにしている」(Mastodon開発チーム)
【編集履歴:2022年12月21日午後1時】 公開当初、タイトルを「ユーザー数は83倍に爆増」としておりましたが、「8.3倍」の間違いであったため修正しました。
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