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「しぶんぎ座流星群」4日未明が見ごろ 太平洋側「バッチリ見える」 生配信も

» 2023年01月03日 00時01分 公開
[本田亜友子ITmedia]

 年始めの天体ショー「しぶんぎ座流星群」が1月3日の深夜から4日未明にかけて見ごろを迎える。ウェザーニュースによると、太平洋側は晴れて、関東から西日本は流星が「バッチリ見える」。北日本の日本海側は夜空が雲に覆われ、流星観測は「難しそう」という。

3日夜の天気予報(出典はウェザーニュース)

 流れ星が最も多く見られる「極大」のタイミングは4日正午頃。日本では昼間の時間にあたるため、それより早い4日未明が見ごろになる。

 国立天文台によると、夜は満月に近い月明かりの影響で見にくくなるため、月が沈む朝4時頃から放射点が高くなる5時頃が最も観察条件の良い時間帯。見晴らしが良く空が暗いところでは「最大1時間に25個程度の流星が見える可能性もある」としている。

 流星観測のポイントは「目が暗さに慣れるまで15分ほど観測を続けること」「いつどこに出現するか分からないので、空の広い範囲を見渡すこと」。国立天文台は併せて「寒さ対策をしっかりして、事故に遭わないように十分注意し、マナーを守って観察をしてください」と呼びかけている。

しぶんぎ座流星群の放射点は「うしかい座」と「りゅう座」の境界あたり。北斗七星が目印になる(出典は国立天文台)

 ウェザーニュースでは3日午後8時から、YouTubeで「しぶんぎ座流星群LIVE2022」を予定している。

 しぶんぎ座流星群は、8月の「ペルセウス座流星」、12月の「ふたご座流星群」と並ぶ「三大流星群」の一つ。流星群の名前に使われている「しぶんぎ座」は、かつての「壁面四分儀(へきめんしぶんぎ)座」という星座に由来する。しぶんぎ座流星群の出現数は年によってかなりムラがあり、どのくらい流れるか予想するのが難しい流星群でもあるという。

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