パナソニック傘下のShiftallは1月4日、VRヘッドマウントディスプレイ「MeganeX」を正式発表した。高性能と軽量感、装着感にこだわり、年間2000時間以上メタバース内で過ごすヘビーユーザーにも快適なプレイ環境を提供するという。価格は24万9900円で、2023年3月-4月での発売を予定している。
MeganeXは、5.2K(片目2560×2560ピクセル、両目で5120×2560ピクセル)、10bit HDRの米Kopin製マイクロOLEDディスプレイと、Panasonic独自開発のパンケーキレンズを搭載。額のパッドで圧力を分散し、瞳孔間距離(IPD)を56-72mmで確保。付属のメガネレンズアダプターにレンズをはめ込むことで、乱視を含むさまざまな視度のユーザーに対応する(視度調整機能なし)という。重さは320g。
SoCは、Snapdragon XR1 Platform。ビームフォーミング対応のデュアルマイクを内蔵する他、折りたたみフレームにスピーカーを内蔵。可搬性にも優れるとしている。USB Type-Cポートを搭載し、SteamVR対応の様々なVRアプリケーションが利用可能だ。対応GPUはGeforce RTX 20シリーズ以降としており、AMDのGPUには対応しない。インサイドアウト方式での6DoFに加え、アダプターを接続することでアウトサイドイン方式(Valve Lighthouse)に対応することもできる。
なお、複数人が共用することを想定し、視度調整機能を内蔵した「Business Edition」も販売を検討する。こちらの価格、発売時期などは未定だ。
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