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パナ子会社、軽量なVR HMD「MeganeX」発表 メタバース向けに「音漏れしないマイク」「冷温デバイス」も

» 2022年01月05日 14時20分 公開
[谷井将人ITmedia]

 パナソニック子会社のShiftall(東京都中央区)は1月4日、メタバース向けデバイス3種をパナソニックと共同開発したと発表した。VRヘッドセット「MeganeX」(メガーヌエックス)、音漏れ防止機能付きマイク「mutalk」(ミュートーク)、冷温デバイス「Pebble Feel」(ペブルフィール)を2022年春以降に発売する予定。

photo プレスリリースより

 MeganeXは合計5.2Kの有機ELディスプレイを搭載したSteamVR対応ヘッドセット。リフレッシュレートは120Hzで重さは約250g。インサイドアウト方式で外部センサーは不要。6DoFトラッキングに対応する。プロセッサには米QualcommのSoC「Snapdragon XR1」を搭載している。年間2000時間以上をメタバース空間で過ごすヘビーユーザーに向け、軽量化に取り組んだとしている。22年春に10万円未満で発売。

 mutalkはマスクのように口を覆う形のBluetoothマイク。メタバースでの利用以外にカフェやコワーキングスペースでの会議でも使えるとしている。対応OSはWindows、macOS、iOS、iPadOS、Android。連続動作時間は最大10時間。22年夏に2万円前後で発売する。

photo プレスリリースより

 Pebble Feelはメタバース空間の寒さや暑さを再現するウェアラブルデバイス。ペルチェ素子で首回りを冷却、加熱する仕組み。シェーダーの設定でメタバース空間に体感温度を指定できる機能も合わせて提供する。ヒート&クールプレートの温度は9〜42度。重さは約60g。連続動作時間は15〜25時間程度。対応OSはWindows、iOS、iPadOS、Android。22年春に2万円前後で発売。

photo プレスリリースより

 MeganeX、mutalk、Pebble Feelは、米国ラスベガスで5日(米国時間)に開幕する「CES 2022」で展示する。

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