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寒波襲来、自宅の備えチェックリスト 少ない衣類で暖かく過ごすコツ「レイヤリング」とは?デジタル防災を始めよう(2/2 ページ)

» 2023年01月24日 10時51分 公開
[戸津弘貴ITmedia]
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 レイヤリングの基本は、吸汗速乾のインナー、保温・断熱のミドルレイヤー、防風・防水のアウターの組み合わせを基本とし、なるべく少ない衣類で効率良く、暖かく過ごすというものだ。

 アウトドア用インナーはウールやナイロンなどの混紡で作られたものが、お手入れもしやすく耐久性があるのでオススメ。国産ではモンベルの「ジオライン」、ファイントラックの「ドライレイヤーウォーム」などが有名だ。

モンベルの「ジオライン」。長袖など様々なタイプがある

 ミドルレイヤーは、フリースやインナーダウンなど空気を溜め込むものを選ぶ。雪かきなどの汗をかく作業をする場合には、ダウンよりは起毛フリースなどのほうが水濡れに強い。化繊ダウンは、同じ厚さ、分量での保温力は羽毛ダウンに及ばないものの、水濡れに強いのがポイントだ。

 溜め込んだ温かい空気を逃さないのが、防風・防水のアウターだ。「ゴアテックス」などの防水透湿生地を使ったアウトドアウェアは水蒸気だけ通して暖かさは逃さない。

 一方、室内で着るなら防水機能は不要だ。ミドルレイヤーで保持している温かい空気を逃さないものなら問題ない。

 非常時のアイデアとして、新聞紙をくしゃくしゃに丸めて少し伸ばしたものを服の内側に入れてダウンのような効果を得るというものがある。とにかく空気が断熱材の代わりになるのでなるべく多くの空気の層をインナーとアウターの間に作ることを意識しよう。

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