PFUのスキャナ、リコーブランドに転換　ScanSnapなど　4月から

» 2023年01月25日 08時45分公開

[ITmedia]

　リコー子会社のPFUは1月24日、「ScanSnap」シリーズなどイメージスキャナ全製品を、富士通ブランドからリコーブランドに変更すると発表した。2023年4月から転換する。

　リコーの複合機やプリンタとブランドを統一することで、シナジー効果を狙う他、スキャナを世界のリコー販売チャネルで展開し、さらに多くのユーザーに商品を届けるとしている。

　ScanSnapの他、「fiシリーズ」、「SPシリーズ」もリコーブランドに変更。ブランドロゴやWebサイトを刷新する。型名・仕様・機能は変えない。

　リコーは2022年に富士通からPFUを買収しており、現在のPFUへの出資比率はリコーが80％、富士通が20％。

リコーが「HHKB」などキーボード事業に言及　「この事業を大切にしたい」
リコーコーポレート上席執行役員リコーデジタルプロダクツビジネスユニットプレジデントの中田克典氏は、PFU買収に関する会見において、HHKBなどのキーボード事業について「大切にしたい」と発言した。
リコー、PFU買収を正式発表　842億円で　「ScanSnap」や「HHKB」手掛ける
リコーは、富士通の子会社であるPFUを子会社化すると発表した。富士通が保有するPFUの発行済株式のうち80％を、計842億円で取得する予定。株式取得予定日は7月1日。
PFU、Amazonでの「HHKB」購入に注意喚起　代引き詐欺に巻き込まれる可能性
ドキュメントスキャナー「ScanSnap」や高性能キーボード「Happy Hacking Keyboard」（HHKB）を手掛けるPFUは、AmazonでのHHKBの購入について注意喚起する声明を発表した。正規販売店以外を利用した場合、代引き詐欺に巻き込まれる可能性がある。
HHKB値上げ　PFU「原材料費など高騰のため」
「Happy Hacking Keyboard」シリーズ値上げ。本体は5％前後の値上げだが、キートップセットは4510円→6600円と5割近く上がる。