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「ゲームさんぽ」騒動巡りライブドア親会社が声明 チャンネル激変の理由は

» 2023年02月15日 19時40分 公開
[谷井将人ITmedia]

 ゲームを博物学や気象学の専門家と一緒にプレイする人気YouTube動画「ゲームさんぽ」の企画担当者が2月14日、「ゲームさんぽの看板を下ろす」と発表し、SNSで物議を醸している。騒動を巡り、チャンネルを管理していたライブドアの親会社ミンカブ・ジ・インフォノイドは15日、チャンネルの今後の運営方針を発表した。

photo 「ライブドアニュース」チャンネルの投稿動画

 「これまで『ゲームさんぽ』『おしごとさんぽ』など、幅広い題材を専門家の方々に解説していただく動画を作ってきました。今後はこれまでの取り組みに加え、さらに多岐にわたるジャンルの動画を制作し、多くのユーザーの方々に楽しんでいただけるようにしてまいります。そのため、チャンネル名は今後のコンテンツ拡充を視野に入れ、媒体名である「ライブドアニュース」に変更いたしました。なお、過去に公開された「さんぽ」動画が削除されることはございません」(ミンカブ・ジ・インフォノイド)

 ゲームさんぽは専門家とゲームをプレイすることで、さまざまな視点からゲームを楽しむ体験を提供する動画企画。チャンネル名はこれまで「ゲームさんぽ/ライブドアニュース」だったが、「ライブドアニュース」に改称した。

photo ゲームを専門家とプレイ

 ただし改称に当たっては社内に混乱があった様子で、ゲームさんぽ担当者の1人がSNSで「この決定については私も今日知らされました」などと投稿していた。そして改称の直後には、同日ライブドアのエグゼクティブ・アドバイザーに就任した堀江貴文氏がマイナンバーカードについて語る動画など、以前とは違った雰囲気の映像が投稿された。

 チャンネルの急な方針変更に際し、ファンからは「乗っ取りみたい」「ゲームさんぽがないならもう登録している価値がない」などといった声が続出。「ゲームさんぽ」がトレンド入りするなど“炎上”状態になった。

 改称後に堀江氏の解説動画が投稿されたことで、Twitterでは動画に登場している同氏にも「ゲームさんぽをつぶしたことを一生恨みます」といった非難のコメントが出ていた。堀江氏は「知らんがな。俺は何もしてねーよ」と反応している。

 ミンカブ・ジ・インフォノイドは堀江氏の関与について「チャンネルの名称、及びチャンネル内の他の動画には関与しておりません」と明かした。ゲームさんぽ担当者もSNSで「本当に堀江さんは1mmも悪くない」とツイートしている。

 ミンカブ・ジ・インフォノイドは今後、同チャンネルでは、堀江氏が話題のニュースを解説する動画も投稿していくとしている。一方、ゲームさんぽの担当者は各自のTwitterアカウントでライブドアの円満退社を発表。「今日言うつもりではなく、前から決めていた」といい、今後は別のチャンネルで個人的に動画投稿を続けるとしている。

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