転職支援プラットフォーム「Forkwell(フォークウェル)」を運営するgrooves(東京都港区)は、「ITエンジニアの男女間賃金格差」の調査を実施し、結果を発表した。エンジニアの平均年収(全世代)は、男性600万円、女性490万円となり、男女間賃金格差は81.7ポイントだった。
賃金格差は男性賃金の中央値を100として算出。100から離れるほど格差が大きい。
一般労働者の平均年収は、男性404万円、女性303万円で男女間賃金格差は75.2ポイントと、一般労働者と比較するとエンジニアの方が格差はやや少ない傾向がみられた。
年収800万円をベースに男女別の人数比率をみると、年収800万円以上の男性が23%いるのに対し、女性はわずか4%だった。また、女性は半数以上が年収500万円以下であるのに対し、男性のボリュームゾーンは500〜800万円だった。
エンジニアの転職時の昇給幅を男女別に見てみると、男性は転職時に平均139万円の昇給を実現しているのに対し、女性は平均85万円の昇給だった。
転職時のエンジニアの昇給額について、「60万円」を境にみると、男性の62%は転職時に60万円以上の昇給を実現していた。一方で女性は、71%が60万円以下の昇給額だった。
調査は、Forwellに登録する20〜60代までのエンジニアを対象にインターネットにより実施した。調査期間は11月2〜4日、有効回答数は260人。
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