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動画編集アプリ「Final Cut Pro」海賊版にマルウェア発見 勝手に仮想通貨を採掘

» 2023年02月24日 14時30分 公開
[ITmedia]

 米Apple製品向けの情報セキュリティ製品を開発する米Jamfは2月23日(米国時間)、macOS用動画編集アプリ「Final Cut Pro」の海賊版にマルウェアが含まれていることが分かったと発表した。アプリを実行するとバックグラウンドで仮想通貨を採掘するという。

photo 米Jamfのブログ記事

 Final Cut Proの海賊版を実行すると、マイニングツール「XMRig」が秘密裏に実行される。XMRigはもともとマルウェアではないが、オープンソースソフトウェアであることから、サイバー犯罪者により悪用されるケースも多い。

 Jamfによると、macOSを狙い撃つマルウェア攻撃はこれまで、広告収入を狙う「アドウェア」が主流だったという。近年はArmベースの「Apple Silicon」をプロセッサとするデバイスが登場したことで、大きな処理能力が必要な仮想通貨採掘用マルウェアを侵入させる対象として人気になっているとしている。

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