米Microsoftは2月28日(現地時間)、Windows 11 Version 22H2の累積更新プログラム(KB5022913)をリリースした。このアップデートで、タスクバーに「新しいBing」を起動することもできる検索枠が表示されるなど、多数の新機能が追加された。
新しいBingのプレビューに参加しているユーザーであれば、この検索枠をクリックすると表示されるウィンドウからBingとのチャットを始められる。
パノス・パネイCPOは公式ブログで、新しいBingリリースからのこの3週間で、169カ国の100万人以上のユーザーがこのサービスを使っているという。「間もなく何億人ものWindows 11ユーザーがタスクバーからこの信じられないほど新しい技術にアクセスできるようになる」と同氏は語った。
Windows 11では、「スマートフォン連携」(旧「Windowsにリンク」)でAndroidスマートフォンの着信やSMSのやり取りをPCで行えるようになっている。この機能がiPhoneもサポートする。ただし、まずはWindows Insider向けのプレビューだ。
公式版のスマートフォン連携では、Samsung製スマートフォンに限り、PCのWi-Fiネットワークリストから1回クリックするだけでSamsung端末のアクセスポイントをアクティブできるようになった。
昨年5月に予告した、サードパーティ製ウィジェットのサポートが始まった。米Metaの「メッセンジャー」やスウェーデンSpotifyの「Spotify」のウィジェットをマイフィード(タスクバー左端の天気アイコンにカーソルを合わせると表示されるウィンドウ)に追加できるようになる。「スマートフォン連携」と「Xbox Game Pass」もウィジェットになった。また、右上の拡大アイコンでマイフィードを全画面表示にすることもできるようになった。
「メモ帳」アプリがようやくタブ対応になった。Windows 11の更新の後、Microsoft Storeでアプリをアップデートするとタブを追加する「+」が表示されるようになる。
「Snipping Tool」(日本では「切り取り領域とスケッチ」)で動画を記録できるようになった。こちらもMicrosoft Storeでアプリを更新する必要がある。更新すると、メニューバーのアイコンが変わり、スクリーンショット用のカメラボタンと動画記録用のビデオカメラアイコンが表示される。
この他にもタスクマネージャーでの検索機能、音声アクセスの改善、クイック設定のWindows Studioエフェクトなどの機能が追加された。詳細は公式ブログを参照されたい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR