ChatGPT Twitter社を買収した資産家はいません。現在、Twitter社は株式市場に上場しており、株主によって所有されています。過去には、Twitter社に対して買収提案を行った企業や投資家がいましたが、それらは実現に至りませんでした。
Bing 米Twitter社を買収した資産家はイーロン・マスク氏です。マスク氏はTwitterのCEOに就任する予定です。
Bingはほぼ正解としていいだろう。ChatGPTはTwitter社の買収についてまだ知らないようだ。
ChatGPT 申し訳ありませんが、私は2023年3月に作成されたAIであり、2022年11月に登場した自然言語AIに関する情報を持っていません。ただし、2022年11月に登場した自然言語AIに関する情報をお探しであれば、最新のニュースやテクノロジー系のWebサイトをチェックすることをおすすめします。
Bing 2022年11月に登場し話題になった自然言語AIはChatGPTです。これはOpenAI社が開発した対話式の自然言語処理AIシステムで、音声会話機能もあります。
こちらもBingはほぼ正解といえる。音声会話機能はない。当然といえば当然だが、ChatGPTの学習が進んでいるころにはChatGPTは存在していないため、自分のことを知らないのだ。なお、問題文にある通りChatGPTが作成されたのは23年3月ではない。
ChatGPT 申し訳ありませんが、私は2023年3月に作成されたAIであり、英国のStability AIが公開した最新の画像生成AIに関する情報を持っていません。ただし、Stability AIが公開した最新の画像生成AIに関する情報をお探しであれば、最新のニュースやテクノロジー系のWebサイトをチェックすることをおすすめします。
Bing 英Stability AIが公開した画像生成AIはStable Diffusionです。これはテキストから画像を生成するAIで、オープンソース化されています。
これはBingが正解だ。ChatGPTには、知らないことを聞かれたときのテンプレートがあるのかもしれない。
ChatGPT 2016年に、日本の福岡県糟屋郡粕屋町が、市民からの申請書類や税金の納付書類などを保存していたUSBメモリスティックを紛失したことで話題になりました。この事件は、個人情報保護に対する関心が高まる中で、重大な情報漏えいのリスクを引き起こしたことから、大きな注目を集めました。その後、粕屋町は情報管理の徹底と対策の強化を進めるなど、再発防止に向けた取り組みを行っています。
Bing USBメモリスティックの紛失で話題になった自治体は兵庫県尼崎市です。全ての市民46万人余りの個人情報が入ったUSBメモリを紛失したと発表しました。
こちらもBingは正解だ。ChatGPTの事案についても調べてみた。福岡市でUSBメモリスティックの紛失があったとの記事はいくつか見つかるが、時期と地域を限ると見当たらなかった。
今回はChatGPTとBingで回答の正確性に違いが出た。これは偶然ではなく、問題設定によって意図的にこうなっている。この差はそれぞれのAIの性能を直接示すものではない。
なぜChatGPTは22年のクイズに答えられないのか。それはChatGPTの学習に使われたデータが、21年までのものであるのが原因だ。22年の出来事は学習していない以上出てくることはない。
つまり、今回の4問はChatGPTが圧倒的に不利になるような問題なのだ。学習していれば質問に正しく答えられるとも限らないが。
逆にBingには、検索エンジンを使えるという強みがある。ChatGPTは質問するとすぐに回答を出力するが、Bingは質問するとまず検索する。AIの性能というよりは検索による補助が差を分けた印象だ。
検索すれば必ずしも正解するとは限らないが、回答を修正できる分、新しい情報にも対応できるのではないか。
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