noteは3月6日、エクスポート・インポート機能の提供を開始した。同日より順次提供としており、14日までに全てのユーザーで利用できるようになるという。
エクスポート機能は、noteで書いた記事データを出力できる機能。バックアップや他のサービスへの移行に使うことができる。データは、WXR形式のXMLファイルと、記事に貼り付けた画像や音声などのファイルで構成され、自身の記事全てを1つのXMLファイルとしてダウンロードできる。エクスポートは開始後、3日以内にメールで連絡するという。
内容は、タイトル、本文、アカウント名、日時(公開記事は公開日時、非公開記事は初回作成日時)を盛り込む。埋め込まれたURLやルビ、数式などはテキストデータとしてエクスポートされる。
一方、「みんなのフォトギャラリー」を利用した見出し画像、公開設定などで記事に付加されるnote固有のプロパティ(目次、ハッシュタグ、価格、有料記事の試し読みライン)、記事に対するコメントやスキ、削除済みの記事、エクスポート申請後に編集した内容については、エクスポートされないとしている。
インポート機能は、他のサービスで書いた記事をnoteに移行しやすくする機能。WXR/MT形式で、記事データをアップロードできる。両形式ともに、一度にインポートできるデータ量の上限は10MB、記事数は1000件まで。タイトルや本文、画像、日時が反映可能という。
インポートされたデータをnoteで公開する際、基本的には、インポートしたファイル内の日時が反映される(日付が未来の場合はインポートされた日時)。過去の日付で公開された記事は、新規タイムラインに表示されず、クリエイターページにて、該当の日付で公開されたものとして表示するという。
両機能とも、ブラウザのみ対応。iOS/Androidアプリでは利用できない。また、エクスポートしたデータを他のサービスにインポートする際、サービスによって仕様が異なることから、サポート対象外になるとしている。
なお、noteへのエクスポート機能の実装は、一部のユーザーから要望が出ていたもので、2021年4月には機能の実装を検討中と明かしていた。その後、進捗については「進めている」など細かくは明らかにしていなかったが、宣言から約2年で実装を実現した。
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