プライバシー重視の検索エンジン「DuckDuckGo」を提供する米DuckDuckGoは3月8日(現地時間)、「米OpenAIと米Anthropicの自然言語技術採用」のAIサービス「DuckAssist」を発表した。まずは英語版のβ機能として同日提供を開始した。ブラウザ、拡張機能、モバイルアプリで利用できる。
新しいBingやBraveブラウザのSummarizerなどのAIチャットbotとは異なり、ほとんどのソースはWikipediaのみで、部分的にBritannicaなどの信頼できるサイトも参照しているという。また、数週間前のデータまでしか使っていないので、最新情報の検索には適さないとしている。
実際にやってみたところ、まだ対応するクエリは少ないようだったが、可能な場合はまず「このトピックについて、Wikipediaに関連情報があるかどうか確認できます。Askをタップしてください」と表示され、AskボタンをタップするとWikipediaの内容をまとめたテキストが表示される。テキストにはソールへのリンクとフィードバックへのリンク、「回答は自動生成されたものであり、正確性のチェックはされていません」という但し書きも表示される。
これは向こう数カ月中に提供を開始する一連のAI関連機能の最初のものという。
ユーザーからのフィードバックはDuckDuckGo以外と共有することはなく、ユーザーの検索をDuckAssistのトレーニングに流用することもしないとしている。
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