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3倍硬い「G-SHOCK」、誕生40周年で登場 「1点ずつ固有の模様や色調」

» 2023年03月15日 11時56分 公開
[ITmedia]

 カシオ計算機は3月15日、耐衝撃ウォッチ「G-SHOCK」シリーズの誕生40周年記念モデルとして、ステンレスに深層硬化処理を施した「RECRYSTALLIZED(リクリスタライズド)SERIES」を発表した。「GMW-B5000PS/PG」の2モデルを4月21日に発売する。価格は各12万1000円。

GMW-B5000PSはシルバー(写真=左)、GMW-B5000PGはゴールドIPを施した(写真=右)

 深層硬化処理は金属の表面層にガスを浸透させて硬質層を生成し、素材自体を固くする技術。カシオ計算機はステンレス専用の深層硬化処理を開発し、通常のステンレスに比べて約3倍の硬度を実現したという。

 両モデルとも1983年に発売した初号機「DW-5000C」のフォルムをフルメタル化した「GMW-B5000D」がベース。ベゼルやバンドといったメタル部分に高硬度ステンレスを採用した。

 ステンレスの表面は熱処理を加えて再結晶化。マットな質感と細かいメタルの破片を散りばめたような結晶模様を描き出した。この処理がシリーズ名の由来になっている。

 カシオ計算機は「結晶模様を浮かび上がらせ、無骨な雰囲気に仕上げた。パーツごとに結晶の粒の出方が異なるため、1点ずつ固有の模様や色調、光沢感が楽しめる」としている。

 GMW-B5000PSはシルバー、GMW-B5000PGはゴールドIPを施したモデルで、どちらも裏ぶたには40周年の記念ロゴを刻印し、文字板には「SINCE 1983」の印字をあしらった。

硬そうなデザインのパッケージ

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