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ガンプラのランナーをその場で粉砕、成形するリサイクル授業、バンダイが小学校に提供へ

» 2023年03月16日 12時11分 公開
[ITmedia]

 バンダイナムコホールディングス子会社のBANDAI SPIRITSは3月16日、回収したガンプラの使用済みランナーを粉砕、成形し、新たなプラスチック製品にリサイクルする様子を見せる小学校向けの授業パッケージ「ガンプラアカデミアEX」を発表した。18日から大阪と東京で開催するプラモデルのイベント「PLAY! PLAY! PLAMO! PARK!」の会場で初公開する。

 会場にプラスチックを細かくする「粉砕機」、溶解・固形化する「成形機」を持ち込み、その場でキーホルダーを成形する。参加者は使用済みランナーが新たなプラスチック製品に生まれ変わる様子を間近で見られる。

 キーホルダーはテレビアニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」に登場する「ガンダム・エアリアル」をデフォルメしたデザイン。約15秒に1個のペースで成形され、その場で参加者にプレゼントする。「タイミングによってはまだ少し暖かさの残る、できたての成形品を手に取ってもらえる」(BANDAI SPIRITS)。

 ガンプラアカデミアは、BANDAI SPIRITSが2021年から小学校向けに提供している教材と授業の無償パッケージ。これまでにプラモデルの組み立て体験や動画配信を使った工場見学などの授業を提供し、約3800校・約24万人の児童が体験してきた。今回のリサイクル授業は秋以降に全国の小学校や施設、イベントで実施する予定だ。

プラスチックの粉砕から成形までの流れ
授業で成形する「エアプラくんキーホルダー」。背面にQRコードを成形し、スマホなどで読み取るとWebページが開ける
「PLAY! PLAY! PLAMO! PARK!」の会場イメージ

【訂正:3月16日18時40分 初出時に社名をバンダイとしていましたが、正しくはBANDAI SPIRITSです。おわびして訂正いたします】

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