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フルサイズで世界最小・最軽量 ソニー、Vlogカメラ最上位モデル「ZV-E1」発表 ホワイトもある

» 2023年03月29日 23時55分 公開
[山川晶之ITmedia]

 ソニーは3月29日、フルサイズセンサーを搭載した新型ミラーレスカメラ「ZV-E1」を発表した。YouTubeなどVlogに最適化した「VLOGCAM」シリーズの最上位モデルで、Eマウントによるレンズ交換に対応。ボディ内手ブレ補正を搭載したフルサイズカメラとして世界最小・最軽量(約483g)としている。

「ZV-E1」
Eマウントを採用

 センサーは、約1210万画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用。画像処理エンジンは最新の「BIONZ XR」。常用ISO感度は80〜10万2400、拡張感度は静止画で40〜40万9600、動画で80〜40万9600。5軸のボディ内手ブレ補正は最大5.0段。激しい動きに対応する「アクティブモード手ブレ補正」に加え、補正効果を高めた「ダイナミックアクティブ」も搭載。手持ち撮影でもスムーズな撮影を実現する。

約1210万画素のフルサイズセンサーを採用

 AFは、AIプロセッシングユニットによる「リアルタイム認識AF」を搭載。人物、動物、鳥、昆虫、車/列車、飛行機を認識できる他、自動的に構図を変更しながら被写体を追従する「オートフレーミング」を新たに搭載。被写体と並走して撮影する際に、適切な構図になるようAIが自動トラッキングして補正する「フレーミング補正」も搭載する。

 動画性能として最大4K120p収録に対応(6月提供予定の無料アップグレードライセンス適用時)する他、15+ストップのダイナミックレンジを確保(Slog3時)。シーンに合わせて色味を簡単に設定できる「シネマティックVlog設定」、フォーカシング時の画角変動を抑える「ブリージング補正」、デジタルシネマカメラ「VENICE」の開発を通じて培った「S-Cinetone」を搭載する。

 マイクは、指向性が進化し、高い集音性能を持つインテリジェント3カプセルマイクを搭載。認識した被写体の動きに合わせて、自動で収音する方向に指向性を切り替える「AUTO」モードを搭載する。収音する方向に合わせて3方向から手動で指向性を選択することもできる。その他、バリアングル液晶を搭載。ソニーの新アプリ「Creators' App」にも対応する。

本体上部には「インテリジェント3カプセルマイク」、録画ボタン、静止画/動画切り替えスイッチ、ズームレバーなどがある
液晶はタッチに対応したバリアングルタイプ
USB-CやmicroHDMIポートが見える。SDカードスロットはシングルタイプ

 市場推定価格は、ボディが33万円前後、28-60mm F4-5.6のレンズが付属したレンズキットが36万円前後。4月21日の発売を予定している。カラーはブラックとホワイトの2種類を用意する。

ホワイトカラーも用意する

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