マイナポイント事務局かたる詐欺メールに注意 「2万ポイントが失効します」と偽サイトに誘導

[ITmedia]

　「マイナポイント事務局」をかたる偽メールを確認したとして、フィッシング対策協議会が3月31日に注意喚起した。マイナポイントの申し込みをしなければ獲得したポイントが失効するなどとして偽サイトに誘導し、個人情報を盗み取ろうとするという。

偽メールの文面（フィッシング対策協議会の注意喚起から引用）

　メールの件名は「【マイナンバーカード】マイナポイント第2弾で獲得した20,000円ポイントはまもなく失効します」など。本文では「マイナポイント第2弾で20,000円のマイナポイントを獲得しましたが、まもなく無効になります。期限内に請求するように注意してください」（原文ママ）などと記載。文中のリンクから偽サイトに誘導する。

　誘導先のURLは「https://mynumbercard.point.soumu.jo.●●●●.cn/」など。偽サイトでは、メールアドレスや氏名、住所、クレジットカード情報などの入力を求められるという。なお、総務省は「総務省や市区町村の職員、その関係者が金融機関の口座番号、口座の暗証番号、資産の情報などを伺うことはない」と注意喚起している。

　偽サイトは31日午後2時時点で稼働中。フィッシング対策協議会はJPCERT/CCにサイト閉鎖に向けた調査を依頼しているという。マイナポイントの申請期限については、河野太郎デジタル大臣が9月末までに延長する方針を発表している。

偽サイトのUI（フィッシング対策協議会の注意喚起から一部抜粋）