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Twitter、サブスク料拒否宣言のニューヨークタイムズのバッジを剥奪──「彼らのフィードは下痢便」とマスクCEO

» 2023年04月03日 07時41分 公開
[ITmedia]

 米メディアNew York Timesの公式Twitterアカウントから4月1日(現地時間)、認証マークが消えた。Twitterは3月、従来の青いチェックマークを4月1日から削除すると予告していた。

 nyt 本稿執筆現在のNew York TimesのTwitterアカウント

 Twitterは3月30日には、企業や非営利団体向けの月額1000ドル(日本では13万5000円)の認証サービス「Verified Organizations」の提供を開始した。このサービスに加入すると、金色の認証マークを取得できる。

 New York Timesは同日、このサービスに加入しないという声明文を出した。

 Twitterのイーロン・マスクCEOは、同氏のフォロワーである@cb_dogeの「New York Times は、Twitterの検証に金を払わないと言っている」というツイートに「分かった分かった。じゃあ認証マークを削除するよ」とリプライした(このリプライは既に削除されている)。

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 マスク氏はその後、「@NYTimesの本当の悲劇は、彼らのプロパガンダが面白くないことだ」「彼らのフィードはTwitterの下痢便(この単語は一般には使われない)だ。判読不能だ」とツイートした。

 elon (削除される可能性があるため、画像を残します)

 New York Timesだけでなく、Los Angeles Times、BuzzFeed、POLITICO、Vox Media、Washington Postも加入しないと宣言したが、本稿執筆現在マークがなくなったのはNew York Timesだけだ。

 米プロバスケットボール界のレジェンド、レブロン・ジェームズ氏もTwitter Blueに加入しないと宣言したが、今のところ青いチェックマークがついたままだ。

 New York TimesはVerified Organizations発表の数時間前、Twitterが一部の組織には無償で認証マークを付与する計画だと、独自に入手したという内部文書に基づいて報じた。一部の組織とは、上位500の広告主とフォロワー数の上位1万の組織という。

 ちなみにアイティメディアニュース編集部も今のところ認証サービスに加入していないが、認証マークは剥奪されていない。

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