Twitterアカウントの運用を支援するクラウドサービス「SocialDog」で障害が発生しており、4月4日午前8時ごろから一部機能が利用できない状態になっている。提供元であるSocialDog(東京都江東区)の小西将史CEOは、自身の公式Twitterアカウントで「突然Twitter社がAPIの利用を停止したことが原因」と説明している。
障害発生からしばらくはログイン含む全機能が利用できない状態だった。午前8時41分には一部機能が回復し、ログインは可能になった。ただし予約投稿やTwitterからのデータ取得など、Twitter APIを使う機能が使えないままという。
TwitterのAPIを巡っては3月29日(現地時間)、米Twitterが提供形態を変更。これまで提供していた無料版を廃止し、無料の「Free」と月額100ドルの「Basic」プランを個人向けに、企業向けには「Enterprise」(価格は非公開)プランの提供を始めた。
従来のTwitter APIを使っていたサービスの中には、料金体系の変更によってコストが増えるとして、継続が難しくなることを発表していたものもあった。ただし小西CEOによれば、SocialDogでは「すでに一部の機能にEnterprise APIを使っていた」といい、「それ以外についても新たに発表されたEnterprise APIを利用していく方針だっただけに残念」としている。
類似の事態は他のサービスでも発生している。個人開発者が提供する、リツイートされた直後のツイートを見るためのサービス「リツイート直後のツイートを表示するやつ」も4月4日に停止。「Twitter社から発表された新しいTwitter APIプランの仕様により、サービスの継続が困難になったが、Twitter APIの移行期間中にアクセスが禁止された」という。
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