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「不快のデザイン展」に感心した漫画家、無謀にもSwitchのソフトを……サダタローのゆるっとマンガ劇場(1/6 ページ)

» 2023年04月08日 18時08分 公開
[サダタローITmedia]

 3月24日から東京・丸の内のイベントスペース「GOOD DESIGN Marunouchi」で「世の中を良くする不快のデザイン展」が開催中です。このイベントでは不快な刺激を効果的に利用した様々な事物が紹介されていて、SNSでも話題になっています。ボクも実際に足を運んで、いろんな不快のデザインを見てきました。

「世の中を良くする不快のデザイン展」

 不快な刺激をワザと与えることで良い影響を与えるものの1つが「苦いおもちゃ」です。表面に苦い物質を塗ることにより、子供が誤飲することを防ぐ効果があります。Nintendo Switchのゲームカードにも用いられているそうで、ボクも帰宅後試しに舐めてみたところ……結果は漫画で。

 他にも特定の動物や特定の年齢の人間にだけ聞こえる不快な音「モスキート音」や、ドキッとはしてもパニックにならないように計算された「緊急地震速報チャイム音」など、誰もが一度は見たり感じたりしている様々な不快なものを展示しています。今まであまり意識せず、ただ「不快だなー」と感じていた様々なものが、実はかなり緻密(ちみつ)に計算されたデザインによって生み出されていたことが分かるので、これからは見る目が変わるかもしれません。

 会場は展示物と紹介文の掲示が中心ですが、情報量はそれなりにありますし、何より無料で気軽に観覧できるのは魅力です。4月23日まで開催中ですので、世の中の様々な不快に興味がある人は、足を運んでみてはいかがでしょうか。

「世の中を良くする不快のデザイン展」概要

開催期間:3月24日から4月23日

開場時間:午前11時から午後8時(最終日は午後6時に閉館)

会場:「GOOD DESIGN Marunouchi」(東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1F)

入場料:無料


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