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イーロン・マスク氏、生成AI用に約1万個のGPUを購入か AI開発の停止要請に署名したばかり

» 2023年04月12日 12時51分 公開
[松浦立樹ITmedia]

 イーロン・マスク氏が生成AIを開発するために約1万個のGPUを購入したと、複数の海外紙が報じた。マスク氏は3月、強力なAIの開発や運用などに対して、少なくとも6カ月間の停止を呼び掛ける書簡に署名したばかりだった。

イーロン・マスク氏のTwitterアカウント(@elonmusk)

 報道によると、マスク氏は約1万個のGPUを購入し、米X社(旧Twitter社)の中でAI開発プロジェクトを始めたという。そのために、米Alphabet傘下の英DeepMindからAI開発を担当していた人材を採用。大規模言語モデル(LLM)の開発に取り組んでいるとしている。購入したGPUの種類などは不明だが、数千万ドル(数十億円)を費やしたと報じている。

 一方、AIの安全性について研究する非営利の研究組織「Future of Life Institute」では3月、GPT-4よりも強力なAIの開発と運用を少なくとも6カ月間停止するよう呼びかける書簡を公開。米Appleの共同創業者、スティーブ・ウォズニアック氏などが署名していた他、イーロン・マスク氏の名前も確認されていた。4月12日時点の署名の数は2万2190件。

書簡に署名されたイーロン・マスク氏の名前

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