イーロン・マスク氏が生成AIを開発するために約1万個のGPUを購入したと、複数の海外紙が報じた。マスク氏は3月、強力なAIの開発や運用などに対して、少なくとも6カ月間の停止を呼び掛ける書簡に署名したばかりだった。
報道によると、マスク氏は約1万個のGPUを購入し、米X社(旧Twitter社)の中でAI開発プロジェクトを始めたという。そのために、米Alphabet傘下の英DeepMindからAI開発を担当していた人材を採用。大規模言語モデル(LLM)の開発に取り組んでいるとしている。購入したGPUの種類などは不明だが、数千万ドル(数十億円)を費やしたと報じている。
一方、AIの安全性について研究する非営利の研究組織「Future of Life Institute」では3月、GPT-4よりも強力なAIの開発と運用を少なくとも6カ月間停止するよう呼びかける書簡を公開。米Appleの共同創業者、スティーブ・ウォズニアック氏などが署名していた他、イーロン・マスク氏の名前も確認されていた。4月12日時点の署名の数は2万2190件。
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