AWSの主要サービスをローカルでエミュレートする「LocalStack 2.0」リリース 性能などさらに向上
この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「AWSの主要サービスをローカルでエミュレートする「LocalStack 2.0」リリース。機能の同等性と性能などさらに向上」(2023年4月18日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
AWSの主要なサービスのAPIをローカルマシン上でエミュレートする機能を提供する「LocalStack」のバージョン2.0が正式リリースとなりました。
無料で使えるオープンソース版では、Amazon S3やDynamoDB、AWS Lambdaなど主要なAPIが利用でき、有償のPro版、Team版ではAmazon IAM、ElasticCache、Amazon RDS、Custom DNSなど、さらに多くの機能が利用できます。
機能一覧は「Features」のページをご覧ください。
LocalStackを利用することで実際のAWSにアクセスすることなくローカルの環境で開発やテストを行えるため、迅速な開発サイクルの実現やAWSの利用コスト削減などが期待できます。
同等性と互換性がさらに向上
今回リリースされたバージョン2.0では、AWSとの同等性の向上および性能向上などを実現しています。
特にAWS LambdaとAmazon S3は全面的に書き換えられ、どちらもさらにAWSとの同一性と性能が向上しているとのことです。下記はAWS Lambdaについての説明の引用です。
The new Lambda provider has significantly decreased execution times, from 800 - 1000ms from the old docker executor to around 10ms for a simple Lambda invocation with an Echo function. The new Lambda provider has a new Lambda API, Docker Execution Environment, Configuration, and Hot Reloading.
新しいLabmdaのプロバイダは、エコー関数のシンプルなLambdaの呼び出しにおいて、以前はDockerの実行に800から1000ミリ秒かかっていたところを10ミリ秒前後へと劇的に高速化しました。
Pro版では新しいスナップショットの仕組みを導入することで、LocalStackを再起動しても状態が保持されるようになりました。
スナップショットをGitリポジトリに保存
これまで有償版にのみ用意されていたCloud Pods機能が無償版でも利用可能になりました。
Cloud Pods機能とは、LocalStackのスナップショットをGitリポジトリに保存できる機能です。これによりLocalStackのさまざまな状態のスナップショットを選択してリポジトリに保存、あるいは取得可能になります。
また、新サービスとして「Cloud Pods Launchpad」がリリースされました。これはCloud PodsをURLの指定によりリポジトリから直接取得できる機能です。
そのほか、Docker DesktopからLocalStackのコンテナを操作可能にする「LocalStack Docker Extension」や、WebブラウザがAWS本番サーバ(*.amazonaws.com)ではなく、LocalStackのエンドポイント(http://localhost:4566)に接続することを可能にするGoogle Chromeの拡張機能「LocalSurf」、Lambda関数を再デプロイすることなく、変更をすぐに反映できる「Lambda Hot Reloading experience」などのツールも追加されています。
そのほか詳しい解説は「Document」をご覧ください。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
グッスマ、顧客の2800人のカード番号全16桁+セキュリティコードなど流出か 下4桁は40万枚分
-
2
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
3
楽天カード、本人認証をワンタイムパスワードに統一 27年2月から順次
-
4
「PayPay連携の銀行から、お金全部盗られた」被害報告……原因と対策は? PayPayに聞いた
-
5
松屋の公式アプリとWebサイトが停止 不正アクセスを検知、モバイルオーダーや弁当予約も使えず
-
6
ベネフィット・ワンの委託先に不正アクセス セゾン会員向け優待サービスで約2.9万人分の個人情報漏えい
-
7
NEC、委託先の情報漏えいで謝罪 「セキュリティ事業を手掛ける企業として反省」
-
8
ANAの予約情報に不正アクセス、JALと同じ委託先経由で 個人情報をのぞき見た痕跡も
-
9
不正アクセスによる漏えい人数、半年余りでのべ2億6000万人に 日本人口の2倍超
-
10
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR