疑問を解消できぬまま第2ステージに移動。なんとここは水中ステージだ。「DMの海」という設定らしく、不要なメールを避けて、必要な5つのメールを集めるよう指示された。このステージでは、メールと魚を組み合わせたような敵キャラクターがおり、口から黄色い塊を吐いてプレイヤーを妨害してきた。
それらの妨害を避けながらゲームを進めるのだが、水中だからかキャラクターにかかる慣性が第1ステージとは異なった。前ステージとはまた異なる操作性に悪戦苦闘しながら、クリアすると今度は「DMを削除しても、自分以外からは削除されません」と教えてくれた。
第3ステージは「地図のピンを5つ集めて位置情報を知らせよう!」とのこと。ここは空中に浮かぶ足場をジャンプして移動するいわゆる“アスレチックステージ”で、足場の移動に失敗すると地上からやり直しとなる。記者はこのステージに最も苦戦した。なんとかクリアした後は「ツイートに位置情報タグを付けると、自分の居場所が分かってしまうので気を付けてください」と言われた。気を付けよう。
まだまだ続く第4ステージでは背景が左へ流れ続けるようだ。疾走感を感じられた。トロール(?)のような2等身の敵キャラクターがいたが、スルーしてまた5つのハート形アイテムを集めて素早くクリア。すると、眼鏡をかけた金髪のラスボス「荒らし」が出現した。
荒らしは自身の顔を模した箱型の塊を投げつける攻撃を多用。しかし、相変わらずこちらはキャラクターが硬直するだけなので構わず突き進み、荒らしに触れるとなぜか敵にダメージが入った。「まさか、触れるだけで倒せるのか……?」と思ったが、この予想が的中。何度か荒らしに触れるだけでラスボスを倒すことができた。
ゲームをクリアすると「おめでとう!」と表示された後、「ここで学んだプライバシースキルを使って、ツイッターバースをさらにお楽しみください」と出て、ゲームは終了した。
やってみた記者の感想だが、正直全然面白くはない。何度も書くが操作性が悪い。この一言に尽きる。クリアしたとしてもプライバシーポリシーの一部がバナーとして表示されるだけでこれで本当に学びがあるかは甚だ疑問である。日本語表記は機械翻訳を使っているような文法で、読みにくいのも一因だ。
Twitterの安全性向上に取り組む「Twitter Safety」の公式アカウント(@TwitterSafety)によると、このゲームは2022年5月20日に追加したとしているもの。つまり、マスクCEO以前の体制下で制作されたものということになる。もしマスクCEOがこの記事を読むか、ゲームの存在に気付いたのならばぜひとも機能改修をお願いしたい。
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