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freee初の書店「透明書店」を見てきた “副店長”はクラゲに扮したChatGPT(1/3 ページ)

» 2023年04月20日 17時30分 公開
[山川晶之ITmedia]

 freee初の書店「透明書店」が4月21日、東京・蔵前にオープンする。同社子会社の「透明書店株式会社」が運営するもので、freeeがスモールビジネスを自ら理解することを目的としている。20日には同書店を報道陣に公開したので一足早く中を覗いてみた。

台東区蔵前に4月21日オープンする「透明書店」

 透明書店は、「スモールビジネスに関わる人がちょっとした刺激をもらえるような、オープン(透明)な本屋」をコンセプトに、freeeユーザーと親和性の高いスモールビジネスをテーマにした、経営/働き方、業種別、実用書などの書籍2000冊と、小さな出版社、個人のリトルプレス(小規模出版)などの本を1000冊扱う。書店のサイズとしては小規模ではあるが、扱う書籍を“尖らせる”ことで、リアル書店ならではの本との出会いが楽しめるとしている。

店内の様子。書店のサイズとしては小規模
いくつかのテーマごとに棚が分けられている。この棚は「素敵な小さい出版社」

 書店の奥には小さな多目的スペース「不透明な部屋」も用意されており、蔵前を拠点とする中小企業やクリエイターと住民の接点の場としても活用する。

書店の奥にある小さな多目的スペース「不透明な部屋」

 「透明」とある通り、会社設立から開店の様子を公式SNSアカウントで発信してきた他、書店の売上など経営状態もオープンにする。freeeのプロダクトを使った業務効率化も取り入れるが、いまだアナログが多い在庫管理などの業務を通して得た“気づき”をプロダクトにフィードバックする。FAXも業務に使ってみるという。

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