東京工業大学は4月20日、ChatGPTをはじめたとしたチャットAIの利用について、学生向けの指針を示した。「ツールとしての危険性と有用性を鑑みた」として全面禁止にはせず、授業ごとに利用の程度を定めるという。
授業の到達目標や内容、担当教員の指導方針や成績評価方針などを基に、AIをどれだけ利用していいか定める。授業によってはレポート作成やプログラミング時の利用を禁止する場合もあれば、文書の校正や参考になるプログラムを生成する目的での利用を推奨する場合もあるという。
学生に対しては、各授業の担当教員から詳細な説明を受けるよう呼び掛けている。さらに「学生の主体性を信頼し、良識と倫理観に基づいてAIを道具として使いこなすことを期待する。AIの出力をほぼそのままうのみにしたレポートを提出することは、学生がAIに隷属することにも等しく、不適切」とも注意喚起している。
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