Twitterは4月20日にTwitter Blue非加入者の旧青バッジを削除したが、22日から多数の著名人や組織が「Blueに加入していないのに青バッジが復活してしまった」とツイートしている。
例えばマサチューセッツ工科大学のアカウントは「Twitter Blueには加入していない」とツイートした。
ジャーナリストのカーラ・スウィッシャー氏は「なんてこった、同意していないのに私もレブロン、シャトナー、キングされてしまった。あり得ない」とツイートした。
企業や非営利団体向けの月額1000ドル(日本では13万5000円)の認証サービス「Verified Organizations」への加入を拒否した米New York Timesや、米NPRや英BBC、露RTのアカウントにも金色あるいは青のバッジが表示されるようになった。
さらに、マイケル・ジャクソンやコービー・ブライアントなど、亡くなったセレブのアカウントの青バッジも復活している。故人が自ら月額8ドル支払ってTwitter Blueに加入するとは考えられない。
複数のメディアが、青バッジ復活の基準はフォロワーが100万人以上ということではないかと報じている。
確かに、同じNew York Timesの公式アカウントでも、フォロワーが100万人以下のアカウントにはバッジがない。
フォロワーが90万人弱の俳優、ハル・ベリーのアカウントも青バッジは復活していない。
青バッジをクリックして表示される説明文は「認証アカウント:This account is verified because they are subscribed to Twitter Blue and verified their phone number.」(まだ日本語化されていないが、「このアカウントはTwitter Blueにサブスクライブしており、電話番号を確認しているため、確認済みです」という意味)だ。
スウィッシャー氏は「冗談はさておき、プロフィールに本人の許可を得ずに青バッジを表示し、セレブがあたかもTwitter Blueに金を払ったり推奨したりしたように見せかけることは法的に問題になる可能性がある。他のテック系スタートアップはもっとささいなことが虚偽広告として問題とされた」というツイートをプロフィールに固定した。
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