神戸大学は4月27日、「ChatGPTをはじめとする生成AIの利用に関して」と題した文書を、教育担当理事・大村直人氏(工学研究科長)の名で、Webサイトに公表した。「生成AIで作成した文章をそのままリポートなどの一部または全部に利用した場合は、『剽窃』とみなされることがある」などと注意喚起している。
文書では、生成AIの利用が「さまざまな問題を引き起こす可能性がある」とし、そのままリポートに利用すると剽窃とみなされる可能性があることや、「授業によっては使用自体を制限・禁止する場合がある」と説明する。
また、生成AIの一般的な問題として「内容に間違いや矛盾が含まれている可能性がある」「作成された文章の利用が著作権侵害に当たる可能性がある」「機密性の高い情報や個人情報などを入力することで、情報が流出・漏えいする可能性がある」と指摘している。
東工大、ChatGPTなどのAIは「全面禁止しない」 学生の主体性を信頼
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「生成AIの一律禁止は何も生まない」 人工知能学会が立場示す 課題を理解し活用法探すよう呼び掛けCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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