「ここ数年で残業が増えた」と思う人が多い業界は──転職情報サイト「エン転職」などを手掛けるエン・ジャパンは5月8日、こんな調査結果を発表した。残業が増えたと感じている人が最も多い業界は「コンサルティング・士業」(36%)。「IT・通信・インターネット」業界は、「メーカー(素材・食品・医薬品・アパレルなど)」や「流通・小売」「金融・保険」と並んで同率6位だった。
同率2位は「商社」「サービス(飲食・教育・福祉など)」「マスコミ・広告・デザイン」(いずれも28%)。5位は「不動産・建設・設備」(26%)で、10位は「運輸・交友・物流・倉庫」だった。
逆に「ここ数年で残業が減った」と感じている人が最も多いのは「メーカー(機械・電気・電子など)」で、全体の32%だった。IT・通信・インターネット業界は23%で同率9位にランクインした。
残業時間が増えていると感じている人に、業種横断でその理由を聞いたところ、最も多かったのは「人手不足」(75%)だった。2番目は「仕事量が増えたため」(67%)、3番目は「仕事の割り振りが偏っているため」(28%)だった。「遅くまで働くことが良いとされる風土があるため」(15%)や「仕事の繁閑の差が大きいため」(17%)という回答もあった。
逆に、残業が減ったと感じている人に理由を聞いたところ、最も多いのは「残業が制限されたため」(42%)だった。2番目は「仕事の量が減ったため」(33%)、3番目は「定時を前提としているため」(17%)だった。
調査は2月22日から3月28日にかけて実施。エン転職のユーザー1万2940人に、Webでアンケートを取った。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR