LegalOn Technologiesは5月9日、会議での意思決定を支援するSaaS「意思決定プロセスマネジメントシステム」のβ版の提供を開始した。会議での意思決定情報を見える化し、現場に伝えることで、一連の意思決定プロセスの管理を支援する。
β版ではLLM(大規模言語モデル)は利用していないが、今夏を予定している正式版ではOpenAIの最新GPTモデルを搭載する予定だ。LLMでは3つの機能の実現を狙う。
1つ目は、箇条書きで会議で起案したい内容を伝えると、自動で起案書のフォーマットに沿った文章を作成する機能。起案のハードルを下げることで、これまで埋もれていた情報も上がってくるようになることを狙う。
2つ目は会議の議事録を要約する機能。また会議中の重要ポイントを抽出し、決議に至った過程の要約も行う。
3つ目は起案書や議事録から、検索を行う機能だ。LLMの活用で、欲しい情報に対し適切な回答が得られるようになる。
同社はこれまで法務領域に特化したSaaSを提供してきたが、意思決定プロセスマネジメントシステムは初の法務以外の領域のプロダクトとなる。
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