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「Pixel 7a」発表 スペック大幅底上げ、6万2700円 ドコモでも取り扱い復活Google I/O 2023

» 2023年05月11日 03時55分 公開
[山川晶之ITmedia]

 米Googleは5月10日(現地時間)、同社の開発者向けカンファレンス「Google I/O 23」において、新型スマートフォン「Pixel 7a」を発表した。価格は6万2700円で、旧モデルの「Pixel 6a」から9000円ほど値上げ(米国は50ドルアップ)されているが、上位機種の「Pixel 7」とほぼ同じスペックを実現しながらも、2万円ほど安価に設定されているのが特徴。先行レビューはこちらを参照。

「Pixel 7a」

 Pixel 7aは、Pixel 7/7 Proでも採用されているGoogleの最新独自チップ「Tensor G2」を採用。メモリはPixel 7と同じ8GBとなり、旧モデルの「Pixel 6a」では使えなかったワイヤレス充電、90Hzの「スムーズディスプレイ」、顔認証に対応した。ディスプレイは6.1インチのOLEDパネルで、指紋認証に対応する。デザインもPixel 7と同じテイストに刷新された。

ディスプレイはPixel 6aと同じ6.1インチだが、90Hzのハイリフレッシュレートに対応した

 メインカメラは、6aに搭載されたものより72%大きくなった6400万画素の1/1.73インチセンサーに刷新。夜景モードの撮影スピードが6aから2倍高速化し、4K60pの動画撮影、最大8倍の超解像ズームが利用できる。1300万画素の超広角カメラ、1300万画素のインカメラも搭載する。

メインカメラは6400万画素に刷新

 AI機能も複数搭載しており、中でも通話アシスト機能が強化された。電話に出る前に相手の名前と用件を確認できる「通話スクリーニング」、電話が保留になった際に代わりに待機してくれる「代わりに待ってて」、背景ノイズを低減して声をクリアにする「クリア音声通話」を搭載。その他、リアルタイム翻訳、文字起こしができるボイスメモ機能、メッセージアプリの音声入力なども利用できる。

 5月11日からGooglesストアなどで販売を開始する他、ソフトバンク、KDDIに加え、久しぶりにNTTドコモでも取り扱う。カラーは、Charcoal、Snow、Sea、Coralの4色だ。

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