米OpenAIは5月12日(現地時間)、3月に発表したWebブラウジング機能とサードパーティ製プラグインを、実験的な新機能として「ChatGPT Plus」ユーザーに提供開始すると発表した。15日の週に全Plusユーザーにロールアウトしていく。
利用できるようになると、ChatGPT Plusの画面左下のユーザー名をクリックし、[Settings]→[Beta features]を開くと「Web browsing」と「Plugins」という項目が表示されるようになる。これらの項目を有効にすれば、機能を利用できるようになる。
筆者の環境ではまだWebブラウジング機能しか使えないが、例えば「Sam Altomanの最新ツイートを教えてください」と尋ねると、米Microsoftの「新しいBing」と同様に検索、読み込みの過程を表示しつつ、答えを表示する。この場合、正しい答えが得られた。
Webブラウジング機能には、MicrosoftのBing検索APIを使っており、セーフモードに関する作業などをMicrosoftから引き継いでいる。「コンテンツ作成者を尊重し、Web規範を順守するため、Webサイトのrobots.txtを尊重するよう構成されている。これにより、場合によっては「Click failed」(クリックに失敗しました)と表示されることもある」としている。
サードパーティのプラグインは筆者はまだ使えないが、Expedia、FiscalNote、Instacart、Kayak、Klarna、Milo、OpenTable、Shopify、Slack、Speak、Wolfram、Zapierなどがプラグインを提供する見込みだ。利用できるようになると、ChatGPT PlusからShopifyでのショッピングなどが可能になるのだろう。
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