総合転職エージェントのワークポート(東京都品川区)は、全国のビジネスパーソンを対象に「ChatGPTの利用」についてアンケート調査を実施した。ChatGPTの認知度について、働き手の82.1%が「知っている」と回答し、高い認知度となった。
利用経験については、「使ったことがある」は43.8%と、認知度ほどは高い割合ではないが、半数近くが利用経験者であることが分かった。
次に、利用目的を聞いてみると、「プライベート」で利用した人が最も多く81.0%、次いで「仕事」が41.4%、「転職活動」が31.0%だった。
「プライベート」で利用した人の具体的な内容では、実験的に利用したという意見や、幅広い調べものに利用したという意見が多く集まった。「仕事」に利用したという人からは、「より良いソースコードを書くため」「市場調査や用語調査」など、プログラミングや情報収集のために利用したという意見が多くなった。
「転職活動」に利用した人は、「自己紹介文の作成」や「応募書類の誤字脱字や不自然な点のチェック」など、文章や書類の作成や添削などの利用のほか、企業研究や面接対策に利用したなども意見も挙がった。
今後の利用意向については、「積極的に利用したい」(67.1%)と「やや利用したい」(29.0%)を合わせ96.1%の人が「利用したい」と回答した。
今後も利用したいとする理由には、「膨大な情報の中、目的の情報を調べる際の補助として使う分にはとても便利だと思ったため」などといった、利便性や効率性を評価する意見が大半を占めた。
一方、ChatGPTを利用したことがない人に、今後の利用意欲について尋ねると、66.7%が「これから使ってみたい」と回答した。
これから利用する際、どんな目的で利用したいかを尋ねると、「仕事」が62.8%、「プライベート」が53.3%、「転職活動」が42.8%だった。
同社は、「今回の調査によりChatGPTに対する働き手の認知度は高く、普及も進みつつあることが分かった。利用経験がある人だけでなく、使ったことのない人の過半数も今後の利用に前向きな姿勢を見せていることから、ますます普及していくことが予想される」とコメントしている。
調査は、20〜40代の全国のビジネスパーソン480人を対象にインターネットにより実施した。調査期間は4月21〜28日。
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