デジタル機器メーカーのピクセラ(大阪府大阪市)は5月25日、OpenAIのChatGPTを活用してテレビの字幕を様々な国の言葉に自動翻訳するスマートテレビ向けアプリ「Xit」を発表した。秋頃から国内のホテルなどに提供する。
放送波で届く難聴者向けの日本語字幕データをChatGPTに送出し、自然な外国語に翻訳した結果を映像に同期させて表示する仕組み。英語、中国語、韓国語、ポルトガル語に対応する。
ピクセラがホテルなどに提供している「BIZmode」のオプションとして販売する。BIZmodeはAndroid TV搭載のスマートテレビにホテル独自の案内画面などを追加して提供するサービス。海外からの旅行者が日本のテレビ番組を自然な自国語で楽しめるようになる。
ピクセラは「ChatGPTは、これまでの翻訳エンジンとは異なり、文脈を理解する能力もあるため、より自然な翻訳を実現すべく開発を進める」としている。
またPC(Windows)やスマートフォン(iOS、Android)のテレビ視聴アプリ「Xit」にも同様の機能を追加する計画。時期は未公表ながら「順次対応を予定している」という。
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