静岡県三島市教育委員会が、市内の全公立小学校・中学校の教員に、ノーコード開発ツール「kintone」のアカウントを配布した。同市は2021年からkintoneを使った教育現場の業務改善に取り組んでおり、一定の成果が出たことから、全教員にアカウントを提供するという。同サービスを手掛けるサイボウズが5月26日に発表した。
小学校14校、中学校7校(22年5月時点)の全教員と教育委員会の全職員にアカウントを提供する。これまでは教育委員会のメンバーと、一部の教員にのみアカウントを配布し、実験的な業務改善に取り組んでいた。しかし備品管理の効率化などで一定の成果が出たことから、規模を拡大。これまでにkintoneで開発したアプリを全教員が使えるようにし、DX(デジタルトランスフォーメーション)の加速につなげるという。
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