ありがとうございます。生成AIのマシンにはグラフィックスカードが重要だということがよく分かりました。CPUは何を選んだらいいんでしょう?
生成AIは、基本的にGPU(グラフィックスカード)側で計算するので、CPUはあまり影響しません。ただ、最終的に映像にするとかゲームに使うとかならば、それぞれのゲームエンジンが要求するスペックに合わせたほうがいいですね。例えば、Unreal Engine4というゲームエンジンで使うならAMDのRyzenのほうがいいです。
Ryzenって聞いたことあります! 将棋の藤井聡太さんが使っているPCに載ってますよね。CPUのほうは、ラインアップをどうみたらいいんですか?
ハイエンドならIntelのCore i9かAMDのRyzen9、ミドルレンジならCore i7かRyzen7、コスパ重視ならCore i5かRyzen5という感じです。ただトータルバランスもあります。本当に画像生成AI専用だったら、極端な話 Core i5+RTX4090でも動きますが、画像生成専用になり、他の作業ができなくなってしまうおそれがあるので。
メインメモリはどのくらい載せたらいいですか?
メインメモリも基本的にほとんど使わないので、容量はあまり影響しません。ただ、メインメモリを目一杯積んでRAM DISKにして、画像生成アプリをそこにおいて計算させるとスピード速くなるという人もいます。メモリはいろいろ使い道がありますね。最低限でいえば、32GBくらいあればいいでしょう。
RAM DISK懐かしい! HDD主流の頃はお世話になりました。ストレージはどうですか?
生成AIのモデルは1つあたり数GBあって、欲しい物をいろいろ入れていくとSSDもすぐにいっぱいになってしまいます。生成した画像も容量を食いますよね。最近は、SSDも安くなってきて、1TBとかを載せている人も多くなっています。読み出しと書き出しの量も増えるので、可能なら良いものを使ってください。
なるほどなるほど。ケースとかは注意点はありますか。
(DAIV FX-A9G90を指して)こちらだと、1000Wの電源を積んでいるので、家庭のコンセントにつなぐとき、電源タップなどを使ってほかの機器と共用せず、壁から直接電源を取ってほしいです。
このマシンでは、グラフィックスカードに補助電源のケーブルが3本つながっていますね。もし後から上位のグラフィックスカードに載せ替えることを想定するなら、こうしたケーブルに対応した電源を選ぶ必要があります。
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