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Stable Diffusionを手元で動かしたい! 画像生成AIを動かすならどんなPCを選んだらいい?(4/4 ページ)

» 2023年05月29日 09時10分 公開
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生成AI向けにオススメのモデル 松竹梅

 ありがとうございます。では最後に、生成AI向けにオススメのモデルを、松竹梅の順に紹介してください。

はい。まずは松、ハイエンドの「DAIV FX-A9G90」です。最上級のグラフィックスカード「RTX 4090」を搭載して、CPUもRyzen9。いずれも最上級クラスです。画像生成のさらにその先で、ゲームを作ったり映像作成をしたり、できた画像を素材としてクリエイティブを作る人に満足してもらえるマシンに仕上がっています。

 ちなみにお値段は……。63万9800円ですね。すごいけど、高い!

DAIV FX-A9G90。マウスコンピューターのクリエイティブ系、ハイエンドPC

グラフィックスカードだけで30万円超えますからね。さてお次は竹、ミドルクラスの「DAIV FX-A9G80」です。こちらはグラフィックスカードにメモリ16GBの「RTX 4080」を搭載したマシンです。CPUは同じです。こちらもクリエイター向けで、画像生成についてはちょっと弱いですが、トータル的なバランスはいいと思います。メモリは32GBですが、RAM DISKなどに使うなら追加がお勧めです。お値段は53万9800円となっています。

 グラフィックスカードが1段階下がるとお値段も10万円安くなりましたね。なんか50万円オーバーのPCが安く見えてきてしまうから不思議です。騙されてる感じです。

DAIV FX-A9G80。画像生成AI向けミドルクラスPC

さて最後の梅はエントリーモデルのDAIV FX-I7G70です。CPUはIntelのCore i7、グラフィックスカードには10万円を切るくらいの価格のRTX 4070(12GB)を載せています。性能的にはちょっと弱いけど、一番ポピュラーな感じのモデルだと思います。普通にゲーマーの方が買われていくモデルです。ちょっといいゲーミングPCという感じでしょうか。

DAIV FX-I7G70。画像生成AI向けエントリーモデルPC。エントリーだけどお値段35万9800円

 この梅のお値段は……35万9800円。このあたりからスタートして、のちのちグラフィックスカードをアップグレードするという方法もありでしょうか?

当社の動作保証外になりますが、のちのちグラフィックスカードの付け替えも可能です。ただ、こちらの電源は750Wですので、容量には気をつける必要があります。

 なるほどなるほど、林田さん、ありがとうございました。生成AI向けPCに必要なスペック感が分かりました。ぜひ僕も試してみたいと思います。

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