人気料理YouTuber・リュウジ氏監修の食品を販売するサイトが不正アクセスにより改ざんされ、ウイルスを含むサイトにリダイレクトされていた問題をめぐり、WordPressのセキュリティが議論になっている。
リュウジ氏は「ランディングページのWordPressがハックされたので、よりセキュリティが高いBASEに移行した」と告知したのだが、「WordPressも適切に運用すればセキュリティは高い」などの反論が、ITに詳しい一部のフォロワーから届いていた。
リュウジ氏はTwitterで253万フォロワー、YouTubeで390万フォロワーをかかえる人気の料理研究家。冷凍のカレーソースやパスタソースのWeb販売も人気を集めている。
6月1日、カレーソースの販売ページが、ウイルスを含むサイトにリダイレクトされていた。ページ構築に使っていたWordPressが攻撃されたことが原因という。
リュウジ氏は3日、「対策として今後はWordPressは使用せずにセキュリティの高いbaseのページを使用します」とツイートした。
これに対して、ITに詳しいフォロワーの一部が「WordPress自体のセキュリティは、適切に運用していれば低くない。攻撃されたならば管理が問題」「WordPressよりBASEの方がセキュリティが高いとは言えない」などと反応。「WordPress」が一時、Twitterトレンドに入った。
リュウジ氏は「特にWordPressを悪く言っている訳ではなく、任せている管理会社では扱いが難しいのでユーザーの為にサービスが徹底している方に移行しますというリスク管理なんですがそんなに良くなかったかな」とコメントしたところ、賛同が集まっている。
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