米Appleは6月5日(現地時間)に開催した年次開発会議「WWDC23」で、同社初のMRヘッドセットや新型「Mac Pro」などを発表した。ここまで公開した記事を基に、WWDC23の発表内容をまとめる。
Appleが同社初のMRヘッドセット「Apple Vision Pro」を発表した。価格は3499ドル(約48万8000円)。操作は音声認識、視線認識、手のモーションで行う。リアルタイム処理に特化した新チップやゼロから開発したOS(iOS/iPadOS用アプリ・Unity製アプリ対応)を採用している他、センサーも複数搭載。3Dカメラとしての機能も持つ。
アップル、初のMRヘッドセット「Apple Vision Pro」正式発表 3499ドル、発売は24年頭に
Twitterでは「欲しいけど50万円だと手が出ない」など、期待感はあるが価格の高さに驚く人が見られた。
新型Mac Proは「チーズおろし器みたい」と話題になった旧モデルと見た目は同じまま、「M2 Ultra」チップを搭載するなど進化。Apple Silicon搭載デバイスとしては初めて、グラフィックボードなどの拡張に使われる高速インタフェース規格・PCI Expressに対応した。価格は6999ドル(約97万6600円)から。5日に予約を開始し、来週に発売する。
新型「Mac Pro」発表 6999ドルから 「M2 Ultra」チップ搭載、PCI Express対応
新型Mac Studioは、デザインなどは変更せずチップを「M2 Max」「M2 Ultra」に更新した。価格は1999ドル(約27万8900円)から。M2 Max搭載機は全世代機に比べて最大50%高速化、M2 Ultra搭載機はパフォーマンスが2倍に向上したという。
「Mac Studio」に新モデル M2 Ultra/Maxに刷新 1999ドルから
MacBook Airには15インチモデルを追加した。デザインは既存の13インチモデルを踏襲しているが、チップはApple M2、メモリは最大24GB、SSDは最大2TBまで対応。マイクアレイと6個のスピーカーも搭載している。
「MacBook Air」に15インチ登場 1299ドルから
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