Twitterのダイレクトメッセージ(DM)機能で仕様変更があったようだ。これまで受け取るユーザーが許可すれば、相互フォローでなくともDMの送信リクエストを送ることができたが、新仕様ではDM送信が相互フォロー間のみに限定される。フォローされていないユーザーにDMの送信リクエストを送るには、サブスクリプションサービス「Twitter Blue」への加入が必要になるという。
Twitterでは「DMが送れなくなった」などの投稿が相次いでおり、編集部でもDMの仕様が変更されたことを確認した。相互フォロー以外のユーザーにDMを送ろうとすると、「フォローされていないユーザーにダイレクトメッセージリクエストを送信できるのは、認証済みユーザーのみです。続けるには、Twitter Blueに登録してください」という通知が表示される。
同社CEOのイーロン・マスク氏は、Twitter Blueユーザーのみに相互フォロー以外のDM送信を制限することでスパムが減るだろうとするツイートにリプライする形で、「AIボットを区別することはより困難になっており、そのうち不可能になりそうだ。生き残る“ソーシャルネットワーク”は、認証が必要なものだけになるだろう」と説明。新仕様を「今週中にアップデートをリリースしたい」としていた。
相互フォロー以外のDM送信リクエストを有料化することで、ボットがスパムDMを送るハードルが非常に高くなり、結果としてスパムDMの減少を狙うものとされている。一方で、財務体質の改善を急ぐTwitterにとって、DMを新たな収益源の一つにしたとも見て取れる。
なお、フォローされていないユーザーであっても、すでにDM送信リクエストが許可されている状態であれば、Twitter BlueユーザーでなくともDMを送ることができるようだ。
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