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「Pixel Tablet」を使ってみた “巨大Nest Hub”は普通に便利、ただし気になるところも……(2/4 ページ)

» 2023年06月20日 19時30分 公開
[山川晶之ITmedia]

真価を発揮するのは「巨大Nest Hub」モード

 今のところ何の変哲もないPixel Tablet だが、もう1つの顔がある。それが、付属の充電スピーカーホルダーと組み合わせたスマートディスプレイスタイルだ。ホルダーに載せるとマグネットの力で固定され、画面を常時表示する「ハブモード」が起動する。もちろん、Googleアシスタントも使えるため、見た目はまるで「巨大Nest Hub」だ。

「Pixel Tablet」(左)と「Nest Hub」(右)。デザインのテイストは一貫している

 ホルダーは読んで字のごとく、充電機能とスピーカーが搭載されており、タブレットをホルダーに載せると自動的に音声出力が切り替わる。音質は、タブレット内蔵のものと比べて格段に良く、音楽再生だけでなくYouTube、Netflix、Amazon Prime Videoなども快適に視聴できる。

 Googleのタブレットで初めて「Chromecast built-in」も搭載する。スマートテレビなどで、スマホやChromeブラウザから動画や音楽の再生指示を飛ばせるあの機能だ。タブレット単体では機能しないが、ホルダーにセットすればNest HubのようにChromecast端末として使うことができる。HDMI端子があるわけではないが、作業しながら“ながら見”できる小型チューナーレステレビのように使えた。

PCの横において音楽を流したり動画をながら見するといった機能が便利。Chromecast built-inなので、スマホやChromeブラウザから再生指示を飛ばすことができる

 もちろん、最大8つのユーザープロファイルが作れるので、リビングに置いて家族とシェアする使い方も可能。家族それぞれでユーザーを追加すれば、ロック画面で任意のアカウントに切り替えることができる。電源ボタンには指紋認証センサーも内蔵しており、ユーザーごとに指紋の登録も可能だ。

電源ボタンには指紋認証センサー。便利だけど細長すぎて指紋登録は大変だった

 ハブモードでは、常時表示する内容を天気や時計の壁紙の他、Googleフォトの写真をスライドショーで表示するフォトフレーム機能から選べる。試しにカエルさんに天気を教えてもらう壁紙を選んでみたが、常に画面上で動いていてかわいい。あと、Google Homeで接続されたスマート家電も、ログインなしでハブモードから操作することができる。

Nest Hubと同じように、スマート家電をログインなしにハブモードから操作できる

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