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3980円のスマートロック「SESAME5」の実力 子どもの“カギ忘れ”対策で導入、効果は?小寺信良のIT大作戦(2/4 ページ)

» 2023年06月22日 19時30分 公開
[小寺信良ITmedia]

設計の経験値が上がった「SESAME 5」

 SESAME 5は、小型ながらシンプルな構造のスマートロックである。ドアのサムターンに対しては、貼り付け位置からの距離、サムターンの高さ、レバー部の太さなどさまざまな条件があるわけだが、さすがに発売から8年も経過して設計の経験値も上がっている。筆者宅も転居により普通のマンション型金属ドアになったので、簡単に取り付けできそうだ。

 レバー部の挟み込みに関しては、きっちりぴったりアジャストするのかと思っていたのだが、一番幅を狭くしても筆者宅のレバーにはだいぶ余る。ただ「遊び」があっても回れば良いわけで、あまり神経質に考える必要はないようだ。

裏面。レバーの挟み込み部もネジで微調整できる

 サムターンの高さに関しては、別途調整用の金具が付属している。かなり背の高いサムターンにも対応できそうだ。筆者宅ではそのまま取り付けても大丈夫な高さなので、金具なしで直に貼り付けている。

高さ調整用の金具も付属

 電池は上部に挿入する格好で、一般の乾電池ではなく「CR123A」というカメラ用リチウム電池を2本使用する。1コあたりの電圧が3Vで、普通の乾電池の2倍である。

電池はカメラ用リチウム電池

 外側に電源スイッチなどは何もなく、電池を入れたら即動作する。Bluetoothで専用アプリ「セサミ」に登録し、解錠の角度などを設定する。実際にはサムターンとの間に「遊び」があるので、きれいに垂直・水平に設定すると、デッドボルトが完全に出きらなかったり引っ込みきれなかったりする。「遊び」のぶんを考慮して少し行き過ぎるぐらいの角度に設定するとちょうどいいようだ。

どの角度で解錠・施錠するのかを設定する

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